川口隆夫×山川冬樹「D.D.D. -私の心臓はあと何回鼓動して止まるのか-」
◎ダンスは死に抗う生のわめきである 伊藤亜紗(ダンス批評)
http://www.wonderlands.jp/index.php?itemid=716
カテゴリー: D.D.D.
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シンガポール公演終了&OFF
シンガポール公演終了しました。
お客さんの反応は、、、初日はストラグル。二日目は上々。
市民パレード(リハーサルらしい)赤いTシャツをみんな着ている。
二日目の7/28土曜日は独立記念日のリハーサルをベイエリアでやっていて、エスプラナード周辺は厳戒態勢。リハーサルなのに、スゴイ数のセキュリティが。この夜は、リハーサルなのに、ガンガン花火を打ち上げていて、本番前にきれいな花火をみることができました。これもリハーサルとのこと。
エスプラナードの舞台監督、フラレンスさんに「おまえ達のために上がってるんだぞ、このFireWorks」みたいなことを言われ、気を良くして、本番へ。
昨日よりもお客さんは舞台慣れしてる感じの人が多かったかな、後で聞いたらシンガポールのアート関係者が多かったとのこと。
怪我していたタカオちゃんもよく頑張ったのう。
本番が終わって、少しの時間、アーティストトーク的な時間があって、そのまま撤収。
エスプラナードのスタッフは音楽をやっている人が多いらしく、日本から持ってきた機材のオーディオインターフェイスや、MIDIコン・Max/Mspに興味津々でした。シンガポールにはM-Audioっくらいしか売ってないんだよねー、日本に行ったら機材をガンガン買いたいぜ、みたいなことを言っていた。そうかそうか、いろんなものが入ってきそうな場所なのに意外でした。ブランド品やさんなんかは多いのにねえ。
アーティストトークも終わり、日本人の勤勉さをアピールするような速やかな撤収。
Bye Bye
二日目の本番終了後、オフィス街の中にある夜市に行ってうちあげ。この日は、(本番終了後に(のみ)輝く男)ツッチーも合流。
普段は普通の道路なんだけど、夜になると歩行者天国的に封鎖されて、そこに屋台とテーブル・椅子が出てくるらしいです。サテイやら、なんやら、とにかくお腹が一杯になるまでゴハンを食べて、ビールを飲んでお疲れ様。
ひとばんあけて、OFF日。アラブ街、中華街、インド街と歩いて廻る。世界旅行気分。
変な看板が多い。一番のお気に入りは,「SkyLight天」”高級な食材。おいしい。”と日本語で書いてある。
この後、ラッフルズホテルへ行き、シンガポールスリングというカクテルを飲むんだけど、どうなんだろうか、薬の味がする、カクテルであんまおいしくない。しかも高いという、いわゆる観光客しかのまないのみもの。
カニ!
カニがうまかった。
昨晩はカニ。二日かけての仕込みが終わり、キムセンさんが食事に連れていってもらう。
丁度、独立記念週間らしく、エスプラナードがある、ベイサイドではパレードが行われていた。
今回はD.D.D.の公演では初めての二日仕込み。ゆっくり・落ち着いて仕込みができるっちゅうのはいいのう。
昨日のゲネプロでは川口さんが手を痛めてしまったり、辛いもの食べ過ぎてお腹の調子がわるかったりと心配事は少々あるが、まぁ、なんとかなるでしょう。
本日は本番初日。シンガポールでD.D.D.はどう捉えられるんだろう。
http://www.esplanade.com/SOPApp/espsop/portal_proxy?uri=SOB,3nyq!jv0.-fGaLu_tMPtwSnWw6uskkk2bpRsJFM
How many more times will my heart beat before it stops?
A provocative and high-adrenaline performance inspired by the interaction between the heart, breathing and muscles – the very foundation of all life forms and also its limitations.
On a small square table, Takao Kawaguchi, a member of the acclaimed artist collective Dumb Type, ties and unties “body knots” made by joining his limbs, neck and torso. He also repeats movements to the point of physical exhaustion.
Alongside him, champion khoomei (Tuvan double-throat singing) performer and sound artist, Fuyuki Yamakawa picks up and amplifies the sound of his heartbeat with an electronic stethoscope, using the sound to trigger the lighting of lightbulbs. The pace of his heartbeats is in turn dependent on the rhythm of his khoomei.
Together, they journey on a surreal exploration of the origins of life by forseeing its end. D.D.D. was selected as one of Japan’s Three Best Performances of the Year 2004 by dance critic Kazuko Kuniyoshi in Dance magazine and was presented in the Venice Biennale International Contemporary Dance Festival in 2006.
Grab pre- and post-show drinks at Club D.D.D. and listen to sounds from the underground.
60 mins (no intermission)
R(A) 18: Admission for audiences 18 years and above only. Advisory: This production contains nudity, strobe lights and features high sound levels.ire
シンガポール到着
只今、7/25午前三時半、ホテルのベットの上(コレを書いてる時間)
フライトは何の問題もなく、シンガポールに到着。到着したのは丁度、午前0時くらい。
今日はこのまま寝て、朝8:45にホテルにお迎えがくる。今日明日と二日間の仕込み&リハ、翌日&翌々日が本番。
どんな劇場なんだろうか、図面を見た感じでは相当広いのだが。楽しみです。
成田に着くまでにすること
海外へ行くときは成田空港へ着くまでにpowerbookを開いて、事務的なメールを打つのが決まり事のようになっている。
今、このエントリーも京成スカイライナーの中で書いている。
この前は京成線の特急(?急行だっけな、とにかくはやいやつ。千円で成田まで)だったが、今回はスカイライナーだ。座席も進行方向向き、テーブルだってついる。時間も15分早く着く。指定席だ。平日なので、シートはガラガラだ。スゲー。この快適さが+920円分だ。
今日は朝はやくからシンガポールでも着る服を洗濯をした。丁度梅雨があけたようで良く乾いた。
洗濯して、データのバックアップをとって(海外・野外でのイベントに行くときは自宅にバックアップデータを残すようにしている)、荷物を詰めて、立ち食いそばで昼飯を食べ、シンガポールのカイちゃんに渡すおみやげを買った。
出発前はいつもバタバタしてしまう。今日は爪切りが見つからなくて困った。結局見つからなくて、爪は伸びたままだ。
一週間で日本に戻る。熱帯のシンガポールで過ごした一週間後、帰ってきた日本は夏のど真ん中になっているのだろうか。
はたして、向こうで爪は切れるのだろうか。
日差しが強いから車窓から見える緑が鮮やかだ。民家の先に咲いている花も発色が良い。
次は成田。その次の次が成田空港第1旅客ターミナル。
二時間後には飛行機の中で、三時間後には空の上だ。
六本木はDDDのホームグラウンド。友人知人も多くみにきてくれた。見に来てくれたみなさん、手伝ってくれたみなさんありがとうございました。
次はアウェイ戦。ダンス/フォーマンスアートの、みちのくプロレス=チームD.D.D.機材を背負って飛行機に乗り込む。
今回も良い公演になりますように。
ス-デラ2日目
DDD週間、はじまり
今日からD.D.D.週間。
これから家を出て、六本木スーパーデラックスで二日。
次の日にフライト、シンガポールへ 。
D.D.D.週間が始まる。
外は生憎の雨。初演のときは豪雨だった。それよりはマシか。
今日明日の公演は前売り券の販売が終了して、後は当日券のみとなっています。当日券買い予定の方は早めにお越し頂くのが良いかと思います。
http://precog-jp.net/ticket/ddd/
川口隆夫 x 山川冬樹
パフォーマンスアート・ショー
『D.D.D. —私の心臓はあと何回鼓動して止まるのか—』
チケット予約について
前売チケットは両日とも完売いたしました。
当日券について
当日券は開場時間(19:00)から整理券を発券いたします。
開演時間(20:00)の10分前(19:50)までにお戻りいただき、
順次当日券を発売させていただきます。
当日券はお立ち見になる可能性がございますのでなにとぞご了承ください。
なお上演時間は1時間を予定しています。
D.D.D. 東京公演のお知らせ 7/22,23@superdelux
D.D.D.が初演の地、六本木のスーパーデラックスに帰ってきます。 来週からは六本木公演そして、その後のシンガポール公演の準備&稽古期間に突入します。 ボチボチ忙しくなってきそうです。日本でD.D.D.を見ることができるのはこれが最後の機会になります。 気になってるひとは、7/22,23は予定を空けておいてください。お楽しみに!
川口隆夫 x 山川冬樹
パフォーマンスアート・ショー
『D.D.D. —私の心臓はあと何回鼓動して止まるのか—』
医療機器を使って自らの身体機能を音、光、映像に還元してみせるアーティスト、山川冬樹。
120cm×120cmの実験台に体を丸ごと差し出すパフォーマー、川口隆夫。
2004年Super Deluxeでの初演以来、クロアチアのクィアー・ザグレブ・フェスティバル(2005年)、JADEダンスフェスティバル(東京・2006)ヴェネツィア・ビエンナーレ・コンテンポラリーダンス・フェスティバル(2006年)と再演を重ねてきた本作品は、バージョンアップして6月から7月にかけてファイナルツアーをいたします。
Super Deluxeでの上演が日本最終上演になりますのでこの機会をお見逃しなく。
日時
2007年7月22日(日) / 23日(月)
Open 19:00 / Start 20:00
会場
Super Deluxe
港区西麻布3-1-25 B1F (03-5412-0515)
www.super-deluxe.com
料金
前売¥3000 / 当日¥3500
前売り券は
http://precog-jp.net/
にて6月10日(日)より発売。
川口隆夫プロフィール
パフォーマー/ダンサー
1997年よりパフォーマンスグループ「ダムタイプ」にクリエイティブメンバーとして各作品に出演。2000年以降、独自にソロ活動を展開。特に2003年以降は音楽とアートの領域をまたぐアーティスト/パフォーマーとのコラボレーションを行い、ダンスでも演劇でもない、まさに「パフォーマンスとしか言いようのない(朝日新聞評2005年3月12日、評論家・石井達郎氏)」作品を発表している。主な作品に、『夜色』(2001)、『ディケノヴェス―見えないと言え』(2003)、『D.D.D.』(2004) 、『TABLEMIND』(2006)がある。本年9月1日より 山口情報芸術センターで世界初演を迎える『TRUE』(出演 白井剛 演出 藤本隆之)に出演。
山川冬樹プロフィール
ホーメイ歌手/アーティスト
1973年、ロンドンに生まれる。自らの「声」と「身体」をプラットフォームに、音楽とアートの境界線をまたにかけた脱領域 的活動を展開。電子聴診器をはじめとする医療機器を積極的に導入し、心音を重低音で増幅、さらに鼓動の速度や強弱を意図的にコントロールしながらそ のリズムを光の明滅として視覚化、己を音と光として環境に還元することで観客との間の境界を消滅させてみせる。2003年、ロシア連邦トゥバ共和国で開催された「ユネスコ主催 第4回国際ホーメイフェスティバル」に参加。コンテストでは「アヴァンギャルド賞」を受賞。超絶歌唱「ホーメイ」の伝統と、現代的なセンスで、領域を問わず様々なアーティストたちとの共演やコラボレーションも多い。2004年よりバンド「AlayaVijana」でヴォーカルを担当。6月14日〜15日までベネチア・ビエンナーレにて『スポンティニアス・コア in ベネーチア!!!!!!』を伊東篤宏、ドラびでお 、MASHとともに上演。
【関連企画】
韓国・ソウル MODAFE 2007 第26回 インターナショナル モダンダンス フェスティバル
6月9日(土)18:00、10日(日)17:00 アルコ アーツシアター 小ホール
http://www.modafe.org/
シンガポール
7月27日(金)、28日(土) エスプラナード シアタースタジオ
http://www.esplanade.com/
パフォーマンス: 川口隆夫
サウンド&ビジュアル&パフォーマンス: 山川冬樹
ディレクション: 川口隆夫 / ビヨルン・ディルク・シリュータ
照明&max/mspプロムラミング: 高野諭
コスチューム: 北村教子 / 音響設計:稲荷森健
ステージマネイジメント: 尾崎聰
ステージアシスタント: 土田裕介 / 古屋和臣
企画・プロデュース: 小沢康夫 (プリコグ)
制作: 但馬美菜子
協賛: タグチ アサヒビール芸術文化財団
助成: 国際交流基金
協力: 多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース
企画・制作: PRECOG
Total Information:
PRECOG
03-3410-1816
http://precog-jp.net/
D.D.D.公演無事終了→ローマ
ただいま、成田空港。
ローマ行きの飛行機のりこみ前です。D.D.D.のソウル公演は無事終了。D.D.D.次は七月の六本木公演、そしてシンガポール公演が待っています。
一息つく間もなく、明日からはベネチアビエンナーレ・スポンティニアスコア公演の仕込みに入ります。
さてさて、今回のベニスはどんな面白いことがおこるのか。楽しみです。
それでは(ふたたび)行ってきます。